昇華転写で布製タペストリーが出来るまで。

昇華転写

昇華転写とは布にデジタルで染め上げる技術です。

今回は布製のタペストリーのお仕事を頂きましたので

順を追ってご説明。

特別ですよ。w

最初に昇華転写用の紙に印刷をします。

インクももちろん昇華転写用の専用インクです。

この時点で液体だったインクは昇華転写紙の上で固体に変わってます。

 

↓熱転写機の中へ。

昇華転写

久々の半顔出し。w

昇華転写は煙が出るのでマスクは必須です。

熱転写機の中へ印刷した転写紙と布を一緒に投入します。

上の写真は出てきたところ。

熱転写機の中で昇華転写紙のインクは気体になって布へと転写されます。

下側が色が抜けた転写紙。上側が昇華したインクが染まった布です。

↓続けてどんどん転写中。

昇華転写

色が抜けた転写紙ですが、まだまだインクが残留してます。

しかもちょっと熱が当たると発色するので再生紙にはなりません。

すべて焼却処分となります。

ちなみに再生紙に出すとこっぴどく怒られます。w

 

↓転写終了後はヒートカット。

布製垂れ幕

布はハサミやカッターで切るとほつれてきます。

なので専用のヒートカッターを使って溶かしながら切っていきます。

定規も溶けないようにステンレス製の定規を使用してます。

 

↓仕上げのミシンがけ。

ミシンがけ

タペストリーですので上下を縫製してパイプを通す

袋部分を作ります。

今回使用した布はちょっと厚めのトロマットなので裏は白っぽくなります。

裏からも見たい場合は薄手のポンジを使って製作すればOKです。

 

さぁ、ここまで来ると完成間近。

もう失敗する事はありません。

万が一縫製で間違っても糸をほどけば何とかなります。

ま、縫製で失敗する事はほぼありません。w

 

↓7枚無事に完成です。

布製垂れ幕

写真も綺麗に転写出来ました。

サイズは横幅1m×縦2m。上下に30φのパイプを通すように袋加工。

布で作るメリットしてあげられるのは

  1. 軽く仕上がる。
  2. フチがカールしずらい。
  3. 折りたたんでも大丈夫。
  4. 薄い布を使えば裏からも見える。

などでしょうか。良いとこ満載の布製タペストリーです。

 

今回の案件、かなり急ぎのお仕事でしたがなんとか間に合いました。

上下のパイプも用意して一緒に納品。

ご注文ありがとうございました。^^

 

↓布製品のお問い合わせはお気軽にどうぞ↓

https://www.momotaroya.com/blog/%e3%81%8a%e5%95%8f%e3%81%84%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b

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週中日、いかがお過ごしでしょうか。

昨晩、久々に街に出てきましたが新社会人であふれかえってました。

社会に出て戸惑う事も沢山あると思いますが、全てが人生勉強と

前向きに取られて頑張って欲しいですね。

君もガンバレ!明日は明日の風が吹く。

 

57歳のオジサンからのエールでした。w

ではでは(=^∇^=)。

 

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昇華転写で布製タペストリーが出来るまで。”へ2件のコメント

  1. 森 国秋 より:

    いつもお世話になっておりますm(*_ _)m

    最高の仕上がりに凄く満足してます。

    1. ryuzi_02 より:

      こちらこそ、いつもありがとうございます。
      これからも精進して頑張って参りますのでよろしくお願いいたします。

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