厚生年金が発掘された日

年金事務所

学校を卒業して企業に就職をすると

社会保険証と厚生年金手帳を与えられます。

日本は国民皆保険なので、もれなく与えられます。

企業ではなく個人経営となると

国保と国民年金になります。

今回のお話しは企業の厚生年金の話。

 

若いときは「なんでこんなに引かれるのだろう?」って思っちゃいます。

例えば月給30万とすると

社会保険料と厚生年金で55,000円ほど引かれます(所得税・市県民税は別で)

会社は個人から徴収した55,000円×2=約110,000円を

社会保険事務所に納めます。

そう、会社が半分負担してくれているのです。

 

なので国民年金の方が満額納めても受け取るときの額は

7万程度ですけど厚生年金を納めてきた人は

15万とか20万とか受給出来るわけです。

ここは素直に勤めていた会社に感謝したいです。

 

私もデザイナー学院を中退後は社会に出ました。

当時18歳。

その後、人生に迷っていた私は転職しまくり。

25歳で起業するまで片手じゃ足りないぐらい

転職を繰り返しました。

 

起業後、バブルの頃は大儲けしていたので

年金の事などどこ吹く風。

会社でも厚生年金を納めることなく

従業員には「給料全額支給するので自分で年金と国保は納めてね」

みたいな感じでした。

今思えばブラックですが時効と言うことで勘弁して下さい。

 

40歳の時、バツ3になった頃です。

年金の事が気になって年金事務所に電話したことがあったのです。

「今村さんの記録はありません」との回答。

マジですか??

厚生年金があるはず。

3人いた嫁が国民年金を納めていたはず。w

 

それが見事に無いのです。

年金事務所の記録では1回も納めてないことに

なっていたのです。

ウソみたいな本当の話。

そう言えば年金事務所からの郵便とか見たこと無い。

私は日本人じゃ無いのか。。

そんなこんなで完全放置。

 

そして昨年、無事に還暦。

世間的には定年退職の歳。

頭の隅にどうせ年金無いし。

死ぬまで働けと言うことでしょう。

と、ひねくれてました。

 

そんな時、年金事務所から連絡。

要件は。。

法人は代表一人でも厚生年金と社会保険に加入する義務があります

とのご連絡。

知ってますって。

でもね。

無いんですよ。

私の年金の納付記録がーーー!!

今さら納付しても貰えないんですよーーー!

貰える貰えないは関係なく加入するように決められてます

全米が泣いた。

いや、全私が泣いた。

 

電話ではラチがあかないので直接出向くことに。。

相談の予約をして行ってきました。年金事務所に。

しかし。。

相談員:「今村さん、残念ながら納付記録は出てきません」

わたし:「20年前にも言われました。なのに今からでも納付するようにって言われて泣いてます。貰えないのに」

相談員:「お気の毒」心の声

わたし:「死ぬまで働く決意ですので納付は勘弁して下さい」(命の叫び)

攻防は続きます。

 

相談員:「もう一度調べてみましょう。働いていた会社の名前覚えてます?何年頃?同僚の名前とか?」

わたし:「うーーん。40年も前のことなので。。」

 

ここから少しずつ記憶をたどって勤めていた会社の名前の

一部分とかを思い出して行きました。

が。。

。。。。。

。。。。。

。。。。。

相談員:「今村さん、残念です。やはりありません」

わたし:「涙」

 

相談員:「名前が変わったとか無いですよね?」

わたし:「ありませんよーー。わたし間違いなく日本人です。養子にも行ってません」

相談員:「そうですか。。。」 もう諦めてよ(心の声)

わたし:「あっ!」

わたし:「あーーーーーーーーーーーー!!」

相談員:「どうしました!?」

わたし:「20年ぐらい前の事なんです。私の名前はイマムラリュウジなのですが、どういう訳か住民票にはイマムラタカシで登録されてました。終戦の16年後、ド田舎の役場なので適当だったのでしょうか」

相談員:「それでそれで?」ちょっと興奮気味。w

わたし:「子供の頃からリュウジって呼ばれてますって言ったら、その場でタカシからリュウジに変更してくれたんです。漢字はそのままです」

 

カチャカチャカチャカチャとパソコンのキーボードを叩く音。

その場でプリントされていく用紙。

まっまさか!?

 

相談員:「今村さん、出てきましたよーーーーー!イマムラタカシででてきましたよーー!」

わたし:「マジですかーーーーーーー(涙)」

まさに全米が泣いた。全俺が泣いた。

イマムラタカシ!ありがとうーーー!!w

 

↓救出された厚生年金。

厚生年金記録

 

相談員:「喜ぶのはまだ早いです」

わたし:「へっ?」

相談員:「納付した月数が足りてません」

わたし:「大丈夫です。こう見えて法人の代表やってます。私の会社で厚生年金を納めます」

相談員:「あら、ステキ」←心の声。w

 

/////

無事に私の厚生年金が救出されました。

諦めていたら出てこなかった年金です。

この事がきっかけとなって

我が社も社会保険・厚生年金完備となりました。

当たり前っちゃ当たり前のことなのですが

会社にとっては金銭的に物凄い負担になるのです。

なんせ半分負担するのですから。

 

ますます頑張れと言うことですね。

とりあえず73歳まで厚生年金は納めることが出来るそうなので

バリバリ頑張りたいと思ってます。

年金が受給出来るようになったら?

孫・ひ孫のお小遣いに消えるでしょうね。

それも良いかも。

ではでは(=^∇^=)。

 

 

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