昇華転写で応援旗を製作。嬉しいことに写真を送っていただきました。
なーんと、うちが昇華転写を導入した当初のお客様より
「さすがに10年以上使ってきたので痛んできましたー。」
と言うことで当社を思い出していただきました(大感謝)
昇華転写を導入したのは私が43歳の時。
いまから16年前のお話し。
知識があるのと実際に作業するのとは大違い。
本当に悩まされた昇華転写でしたが
いまではベテランの域になってきました。
悩んだ分だけ成長したって感じです。
↓早速、転写作業開始。
昇華転写は専用の紙へ一旦印刷します。
そして布と重ね合わせて200℃を超える熱転写機へ
放り込んで紙から布へ転写させる技術です。
↓転写後の出口。
出てきたら巻き取っていきます。
応援旗の場合は布は薄手のポンジを使用するので
裏まで綺麗にインクが染まります。
↓もういっちょ。
ちなみに昇華転写の転写速度は本当にゆっくりです。
どれぐらいの速度かというと
ハエが止まりそうな速度です(笑)
冗談では無く、本当です。ww
あわてず騒がず、ゆっくりじっくりが昇華転写の基本。
↓収納袋も一緒に転写。
うちの応援旗・応援幕横断幕はすべて収納袋付き。
物凄く喜んでいただいているサービスです。
↓転写後は周囲をヒートカット。
生地はポリエステルなので熱で溶かすことが出来ます。
なのでヒートカッターを使って溶かしながら切っていきます。
なので写真に写っている2mのアルミ定規は必須の道具。
この作業もゆっくりじっくりとなります。
↓カット完了。
裏側もこんな感じできれいに透けてます。
全く同じ色になるかと言えばそれは無理。
ちょっと薄い感じですが白っぽくなったりはしません。
このへんは私のこだわりです。
↓もういっちょ。
表と裏の色の違いが分かりやすい色ですね。
ま、旗を表裏の両方から見ることは無いので
気にする部分では無いと思います。
↓ちょっと厚手の生地の表裏。
トロピカルという生地に昇華転写した場合の
表と裏の違いです。
トロピカル生地はポンジよりも厚手なので
裏までインクが通りません。
なので写真のように裏は白っぽくなります。
じつはこの商品。。。
生地を間違えて作ってしまいました。
本当はもっと厚手のトロマット生地だったのを
何を勘違いしたのかトロピカルで転写してしまいました。
なので涙涙の作り直し。
間違えて作った分はサンプルで事務所に置いときます。
↓収納袋付き応援旗の完成です。
周囲を縫製してロープを通す部分にハトメを打って完成です。
ちなみにこの長瀞と言う文字。
書体によって文字が変わるというおそろしい文字。
うちはかなり古い書体もパソコンで使用しているのですが
古い書体を使うと”瀞”の部分の
円が月に変わります。
恐ろしい子(笑)
ご注文、本当にありがとうございました。
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収納袋付きフルカラー応援旗・応援幕の製作-昇華転写の桃太郎屋
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ちょっとお知らせですが
野多目のシルク印刷工場が
今月いっぱいを持って立ち退きとなりました。
思えば借りたのは33年前。
いまの大家さんのお父さんの時代。
本当にお世話になりました。
新しい工場も見つからず
どうしようかと悩んでいましたが
これを機に捨て看板等のシルク印刷から
撤退することとなりました。
ま、近年はそんなに仕事も無かったし
赤字の部門でもあったのでちょうど良い
潮時かと思ってます。
さぁ、シルク印刷の捨て看板や巻き看板は
3/23月曜日をもって受け付けを終了します。
予定のある方は締め切りに間に合うように
データを入稿して下さい。
ではでは(=^∇^=)。
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