大型インクジェットプリンター延命方法|YouTube連動企画
すっかり秋めいた来た福岡です。
私の頭もかなりサッパリしてきました。←ここ笑うところ。
「今村さーーん。黒い下地の横断幕が5枚有りますのでよろしくお願いしますーー。」
とのありがたい仕事依頼。
データも私がサクッと作って先方に確認後
早速、製作開始。
と思ったら大型プリンターが絶不調。
黒が綺麗に吹いてくれません。
途中でインク切れみたいになって擦れちゃうんです。
あーこりゃダンパーだわ。
間違いない。
と言うことで
YouTubeのネタが出来たと前向きに考えて
ダンパーを交換しました。
軽く解説しますので
大型インクジェットプリンターを
お持ちの方で保守メンテも切れて
調子の悪い方、実践してみて下さい。
ただし!自己責任ですよ。
大型インクジェットプリンター延命方法
ダンパー交換を自分でやってみる。
準備するもの。
・プラスドライバー
・新品のダンパー
・注射器(針は使いません)
・油性マジック
プリントヘッドのカバーを開けます。
ネジ2本程度外せば開くはずです。
ついでにダンパーを上から押さえている金具も外します。
緩めるネジはこれだけ。
せいぜい4本程度です。(無くさないように)
カバーを開けると
白いプラスチックの四角い部品がズラーッと並んでます。
これがダンパーです。
じつはこれ消耗品。
保守メンテに加入していれば年に1回
メーカーの方が来て交換してくれます。
加入していない、もしくは導入後5年以上経ったご老体マシン。
ヘッドの掃除をしても復帰しない。
掃除する度に印字の詰まる場所が変わる。
これ、ダンパーだと思って良いです。
ちなみに同じヶ所が印字されない場合は
プリントヘッドだと思うのでこれはアウト。
かなり敷居が高いです。
私もヘッド交換はしたことがありません。
そのうちやりますが。ww
↓はじめに
ダンパーは手前と奥の2列並んでます。
手前のダンパーに繋がっているチューブの接続部分に
マジックで印を付けて下さい。
何のため??
手前と奥を間違えて接続しないためです。
次にダンパーを外しますが刺さっているだけなので
ドライバーを差し込んでテコの要領で真っ直ぐ上に上げて下さい。
いっぺんに全部外しちゃダメですよ。
チューブが刺さっている部分はネジ式なので
金属の部分をクルクルと緩めれば外れます。
↓新品のダンパーと交換。
1個1,600円ぐらいです。
メーカーや機種によって価格は違うと思いますが
そんなに大きく変わらないと思います。
ちなみにうちが使っているのは純正品じゃないです。
古いダンパーを外して新品に交換するだけなのですが
交換する前にやって欲しいことがあります。
それは古いダンパーの延命措置。
意外とこれで治ったりします。
↓ダンパーを見てみる。
抜いたダンパーを見て下さい。
ダンパーの中に空気が溜まってます。
これが印字されない原因です。
なので上の部分の凸の部分に注射器を当てて
中の空気を吸い出してやります。
↓吸い出した状態。
これでOK。
一時の間はこれで行けると思います。
↓他のダンパーも確認。
シアンもこの状態。
これではまともにプリント出来ません。
↓空気吸い出し。
これで良し。
※新品のダンパーに交換しても必ずエアーを抜いて下さい。
元に戻して交換完了です。
あとはビスが余らないようにして下さい。
4本程度なので大丈夫だと思いますが。w
ここでストロングモード?でヘッドを掃除。
機種によって呼び名は違うと思いますが
とにかく一番強力なモードでヘッド掃除です。
↓1回目の掃除でテスト印字。
はい。悲惨な状況ですがあたりまえです。
ダンパーとプリントヘッドの間のチューブに
エアが入っているのでこんな風になります。
なのでこのまま掃除を繰り返します。
2〜3回もすると。。。
↓見事に。
復旧しました。
これで当分は大丈夫です。
/////
お金持ちの方は新機種が出る度に買い換えるのでしょうけど
うちみたいな貧乏会社はそうそう買い換えられません。
古い機械でも色々と工夫しながら
延命措置を図ります。
ちゃんと勉強すれば不必要な出費を
押さえることが出来ますので
皆さんも頑張ってみて下さい。
ではでは(=^∇^=)。
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