昇華転写ユニフォームと”我が意を得たり！”と言う話
過去に他社で作られたＴシャツユニフォーム。
同じものを作ってほしいと持ち込まれました。
新規が５着。既存のユニフォームシャツに背番号のみ入れるのが５着。
胸にチーム名、背中に名前と背番号。
そして袖に福岡の県名。
↓転写紙にプリント。
あらかじめ転写紙にプリントする位置を決めて
プリントしていきます。
これでシャツへの位置合わせが楽になります。
↓転写後の残骸。
シャツに転写後の転写紙ですが昇華転写後の
インクが残留しているので古紙には出せません。
このまま焼却処分となります。
↓背番号もバッチリ。
持ち込まれた既存のシャツの袖の部分ですが
ラバーシートで福岡と貼ってありました。
面倒くさかったのかなー。
もうね、ここまで来たら袖も昇華転写で
やっちゃいましょう。
と言うことで新規の５着は袖も含めて
全て昇華転写。
しなみに昇華転写出来る素材はポリエステルのみ。
速乾Ｔシャツと言われているシャツです。
巷では「コットンＴシャツにも昇華転写できますよー」
なんて言っている所もありますが
あれはシャツ側に受理層を作って擬似的に昇華転写している
いわゆる偽物昇華転写。
個人的にはお勧め出来ない方法です。
↓チーム名も。
バッチリ色鮮やかに仕上がりました。
もう、自画自賛モードです。
作りながら「おお！！」ってなりました。ｗ
↓既存のシャツの修理も。
既存のシャツは背番号を入れるのみでしたが
１着、胸のチーム名の下が破れて穴が空いているのを発見。
こりゃ一人だけ破けて可哀想やろ。
いらぬお世話でしょうが修理作業へ。
作業場にちょうど良さそうなメリヤス生地が
転がっていたので糊を付けて貼り付けました。
熱圧着しているので少々のことでは剥がれないでしょう。
↓昇華転写後の残骸。
昇華転写ユニフォームの利点はとにかく着心地が最高なとこ。
上から貼り付けたりしているのでは無く
熱を利用して生地に直接染めているので
ゴワゴワ感も無く気持ちが良い着心地です。
欠点は？
お客様には利点しか無いのですが。。
とにかくゴミが出ます。
上の写真はユニフォーム10着分の残骸です。
転写後の転写紙には残留インクがあるので
古紙再生出来ません。
持ち込むと拒否されます。
黙って持ち込めば？
めっちゃ迷惑かけることになるので
絶対にやってはいけません。
産業廃棄物として焼却処分です。
最高の着心地の昇華転写ユニフォーム。
見本も置いてますので
気になる方は事務所へお越しくださいませ。
我が意を得たり
先日、あるメーカーが素晴らしい発表をしました。
それは↓
大型インクジェットプリンターって
リース契約で購入する方が多いのですが
５年間のリース契約満了後、買い換えする方が多いんです。
まだまだ使えるプリンターですが
リース契約満了後は多くのプリンターが廃棄処分されてきました。
それを見直して５年が過ぎたプリンターでも整備して
保証付けて安価で販売しちゃいましょう。
ちゃんと面倒も見ますよ。
と言う素晴らしい取り組み。
私も以前から思っていたんです。
まだまだ動くのに廃棄処分とはもったいない。
うちの大型インクジェットプリンターですが
整備をしながらの８年選手（MIMAKI）
あと２年は頑張ってほしい。
もう一台の大型インクジェットプリンター（RoLand）は
すでに15年を過ぎました。
１度だけエラーが出て修理しましたが
その後は絶好調。
次回の買い換えはRolandは確定。
ここは10年過ぎても修理に駆けつけてくれたので
私の信用出来る企業のナンバー１です。
私の周りで大型インクジェットプリンターを
買い換える人は少なくなりました。
だって外注に出した方が安いんだもん。
出力単価が下がったので自社で設備投資する
必要が無くなってきたんです。
さてさて、皆さんはどうされますか。
私は。。。
まだまだ思案中ですが心は固まってます。
ではでは、４月後半も頑張って参りましょう（=＾∇＾=）。
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